- 2010/08/10 掲載
情報整理のクラウド手がけるエバーノートがシステムトラブル
影響を受けたのは、350万ユーザーのうちの約0.2%にあたる。同社では、サーバのログから、被害にあったユーザーを100%把握できているとしており、該当ユーザーにはお詫びと報告メールを既に送っているという。事故期間から約1か月経っている理由については、「実際に影響を受け不具合にお悩みの方々を徹底的にサポートし問題解決に尽力するために公のコメントを控えた」とした。実害については、「ほとんどのユーザーの方は全くデータを紛失していなかった」という。
今後、トラブルレポート・バックアップ用インフラシステムを強化するとともに、影響のあったユーザーにはユーザーのアカウントを今後1年間プレミアムアカウントにアップグレード(または延長)した。
また、同社は合わせて、今回のシステムトラブルの技術的な詳細についても発表している。それによると、通常同社のユーザーデータはサーバと障害時の迂回用サーバに保存されており、各サーバ内のデータはRAID1配列で保存され、オンサイト・オフサイトでバックアップもされており、合計で全6個所の予備ロケーションを持つという。
今回の不具合では、メインサーバと障害時の迂回用サーバのハードウェアトラブルが重なった結果のもので、「非常に特異かつ一時的なケース」であると強調している。
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