日立ソリューションズは、文書管理システムの最新版「ラビニティ One iPad連携オプション」を発表した。2月9日から販売開始する。

　今回発表された「ラビニティ One iPad連携オプション」では、オンライン時に文書管理サーバから予め必要な文書をiPhone、iPadのアプリケーション「ラビニティ One クライアント」にダウンロードしておくことで、オフライン時にも安全に文書を参照できる機能が追加された。ダウンロードした文書は、「ラビニティ One クライアント」でしかアクセスできないように保管されるため、他のアプリケーションからは文書にアクセスができず、オフライン時の利用においてもセキュリティを確保する。また、ダウンロードした文書は、オンライン時にサーバと同期して最新の文書に置き換えることが可能だ。通信禁止エリアが多い病院で、医薬情報担当者がiPadを使用して医療関係者に情報を提供する場合や、地下建設現場などの通信が途絶える場所で図面を利用した作業をiPadで行う場合などでの利用が想定されている。

　また、「ラビニティ One」Web機能の最新版では、文書管理サーバの文書に、ダウンロード後のPDF参照抑止機能にチェックを入れておくことで、該当するPDFデータを故意にダウンロードして参照しようとしても、文書の内容を非表示にして参照不可にする機能を追加した。これにより、研究報告書などの重要な文書を不正にダウンロードされた場合に、文書の不正コピーや添付メール配信などによる情報の漏えいを防ぐことが可能だ。