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  • 2012/05/07

『リーンスタートアップ』著者 エリック・リース氏「スタートアップの成功はアイデアによらない」

「トヨタ生産方式」から生まれた「リーン生産方式」をどう活用?

スタートアップのマネジメント手法として大きな脚光を浴びている「リーンスタートアップ」の提唱者、エリック・リース(Eric Ries)氏が来日。アマゾンデータサービスジャパン主催のイベント「アマゾン リーンクラウド エボリューションセミナー」で講演を行いました。リーンスタートアップの「リーン」とは、トヨタ自動車が生み出した「トヨタ生産方式」(TPS:Toyota Production System)をほかの分野や企業でも適用できるように再体系化、一般化した「リーン生産方式」のことで、徹底的にムダを排除する生産方式です。

Publickey 新野淳一

Publickey 新野淳一

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。

 リーンはここ数年、ソフトウェアのアジャイル開発方法論と結びついてソフトウェア業界で注目を浴びてきました。そこに「リーンスタートアップ」が登場してスタートアップの経営とも結びついたことで、特に西海岸を中心に大きなムーブメントとなったようです。

 日本でもリーンスタートアップは大きな注目を集め始めていて、400名の講演会場は満席となりました。ここでは、リース氏が行った講演の模様をダイジェストで紹介します。

アントレプレナーとは不確実な状況で働く人たち

 エリック・リース氏。こうして日本で話すことになるなんて、思ってもみませんでした。そしてこの本が翻訳されるのもはじめてです。ありがとうございます。

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 アントレプレナーはシリコンバレーだけでなく、世界中にいます。

 アントレプレナーシップとはマネジメントです。構築、計測、学習のフィードバックループの中で学んでいくことです。そしてマネジメントでは会計の話もしなければなりません。つまらない話で申し訳ありませんが、でもスタートアップが成功するかしないかは、ここが大事なのです。

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 アントレプレナーとはどういう人でしょう? ガレージから起業した人たちや、いろんなオフィスで働いている人たちがいます。

 しかし、極端に不確実な状況の中で新しいサービスや製品のために働いている人たちがアントレプレナーです。会社の規模や分野には関係ありません。

 そしてスタートアップとは実験です。それは単に「何が作れるのか?」ということの実験ではなく、「何が作られるべきなのか」「それが持続可能なのか」という実験です。

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 そしてほとんどのスタートアップが失敗します。非常にリスクが高いのがスタートアップです。Web 2.0のブームのときもたくさんの企業が失敗しました。

 失敗したのは、目指したものが技術的に難しかったのではなく、人に望まれないものを作ってしまったからです。いまや技術的に作れないものというのはほとんどありません。だからスタートアップとはマネジメントなのです。

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■次ページ>> スタートアップの成功はアイデアによるものではない

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