• 2012/10/11 掲載

中国レノボがPC出荷台数で世界首位、ITで中国初の快挙

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米ガートナーは10日、7~9月期の世界のPC出荷台数とベンダー別出荷台数を発表した。調査によれば、出荷台数別シェアで、中国のレノボ(聯想集団)が米ヒューレット・パッカード(HP)を抜いて、初めて首位に立ったことが明らかになった。
 世界の7-9月期PC出荷台数の総数は8750万台で、2011年の同四半期(9544万台)と比較して、8.3%の大幅減となった。特に、消費者向けの出荷台数減が大きく影響したという。

 市場が縮小する中で、レノボは1377万台を出荷し、前年同期比9.8%増となった。一方で、HPは1355万台と16.4%の大幅減となった。レノボの出荷台数別シェアは15.7%で、HPの15.5%と僅差ではあるものの、2006年から米デルを抜いて維持してきたHPの首位を初めて奪うことに成功した。海外主要メディアは「IT分野で中国企業が首位に立つのは初の快挙」と報じた。

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主要ベンダー別の世界PC出荷台数(単位:台)
※データにはデスクトップPC、モバイルPCなどが含まれる。
(iPadのようなメディアタブレットは含まれない)
(出典:ガートナー,2012)


 その一方で、米IDCも同日にPC出荷台数のシェアを発表。これによれば、HPの出荷台数は1394万台(シェア15.9%、前年同期比16.4%減)で、レノボの1382万台(シェア15.7%、前年同期比10.2%増)をかろうじて上回った。IDCの調査でもレノボがHPを上回るのは時間の問題とみられている。

photo
6-9月期のベンダー別世界PC出荷台数(単位は千台)
(出典:IDC,2012)


 レノボは2005年に米IBMからPC事業を買収。その後もドイツのメディアオンを買収したほか、NECと合弁会社を設立するなど、拡大攻勢を続けていた。

 なお、ガートナー、IDCいずれの調査でも3位は米デル、4位は台湾のエイサー、5位は台湾のASUSで、日本企業は含まれなかった。

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