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  • 2020/07/15

仕事に役立つ「ウェブカメラ」の選び方と使い方、入手しづらいときの方法とは?

連載:テレワークを効率化するデジタルガジェット活用術

テレワークでウェブカメラを活用する機会が増えたが、ノートPCに備え付けられているウェブカメラは「映る範囲の調整が難しい」「画質があまり良くない」など、不便に感じてる人は少なくないのではないだろうか。その点、別途ウェブカメラを購入すれば、好きな位置に設置でき、映りも大幅に改善される。今回の記事では、ウェブカメラを選ぶときのポイント、ウェブカメラと併せて、活用すると便利なアプリも紹介する。最近はテレワーク需要からか、ウェブカメラの品薄状態が続いており、そうした場合の対応方法も解説しよう。

フリーランスライター 田代 祥吾

フリーランスライター 田代 祥吾

周辺機器メーカーから自作パソコン雑誌編集に転職後、担当雑誌の廃刊をきっかけにフリーランスライターに転向。日経BP社のパソコン雑誌「日経PC21」や「日経パソコン」などで執筆中。週に4日以上も家電量販店や秋葉原に通い、常に新鮮な製品情報や市場情報を持つ。得意ジャンルはパソコンやスマートフォン、自動車、声優、アキバ系サブカルチャー、プロ野球など。

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ウェブカメラは多くの種類が売られている。写真はエレコムの「UCAM-C750FBBK」(実売価格:3960円)
(写真はエレコムより)

ノートPCに搭載されているカメラの限界

 新型コロナウィルスの感染拡大防止の影響でテレワークが求められる今、会議をするなら「Zoom」や「Teams」といったネットミーティングアプリの活用が必要不可欠だろう。そして、それらのアプリで自分の映すには、ウェブカメラを用意しなければならない。

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広角レンズを搭載し、複数人を映せるウェブカメラもある。写真は、サンワサプライの「CMS-V53BK」(実売価格:1万2980円)
(写真はサンワサプライより)

 現在売られているノートPCの多くはウェブカメラを備える。ただし、ノートPCのウェブカメラは、自由に位置を動かすことができず、真正面しか映せない。また、画面の上部に備えてる都合上、画面の角度を動かすと、ウェブカメラが映す範囲も変わってしまう。さらに、PCによっては映る範囲が狭く、画質もあまり良くない。

 そこで、好きな位置に設置でき、映す範囲が広く、画質が綺麗なウェブカメラを活用したい。

 PC用として売られているウェブカメラは、USB接続がほとんどだ。PCのUSB端子に挿すだけで利用できる。ウェブカメラは個人用向けの製品から、複数人を同時に映し会議室などでの利用を想定した業務用の製品など、現在多くの種類が売られている。

ウェブカメラを購入するときのポイント

 ウェブカメラは、安価な機種は2000円程度から、高価な機種は1万円程度で売られている。製品を選ぶときは、撮影解像度やレンズのF値、画角、フレームレート、マイクの有無、固定方法などに注目したい。

 撮影解像度は、画面の密度を粒の数で示した値だ。動画はドットと呼ばれる正方形の粒によって構成されており、このドットが多いと画面が高精細となり、映像はきめ細かくなる。撮影解像度は「1280×720ドット」などと、横のドット数や縦のドット数で記載される。また、「720p」や「1080p」といった映像の規格名で記載されることもある。どちらの場合でも、数値が大きい方が映像は高精細となる。また、「フルHD」「4K」といった言葉で表されることもある。ウェブカメラの場合、高解像度はさほど必要としてないため、1280×720ドット(720p)以上あれば十分だが、できれば1920×1080ドット(フルHD)は欲しいところだ。

 レンズのF値は、レンズの明るさを示す指数だ。値が小さい方が明るいレンズとなる。F値が小さいと、レンズを通る光量が多くなり、その分撮影画素に多くの情報が届く。そのため、暗い場所での撮影に強い。安価な製品は記載していないため確認しようがないが、高価な製品は記載される。その場合、F2以下は明るいレンズとなる。

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レンズにカバーを持つ製品もある。カバーを被せることで、盗撮を防げる。写真はロジクールの「HD Pro Webcam C920S」(直販価格は:8470円)
(写真はロジクールより)
 画角はレンズの焦点から、レンズが撮影できる範囲を示す。角度が広いと、写る範囲は広い。画角が120度のウェブカメラがあれば、レンズから50センチメートル後方で約2メートル程度の範囲を写せるため、画角は120度程度欲しいところだ。

 レンズにカバーが付いている機種もある。使わないときはレンズを覆うことができ、勝手な撮影を物理的に防ぐ。ウェブカメラを制御して勝手に撮影するウィルスやウェブサイトもあり、そのような状況で心強い。

フレームレートってなんだ? ウェブカメラ特有の用語を理解する

 フレームレートは1秒間に撮影できるコマ(フレーム)数を示す。フレーム数が多いとその分、撮影した映像は滑らかになる。多くの製品は最大30フレーム/秒だが、高性能製品はその倍の60フレーム/秒で撮影できる機種もある。また、安価な製品には最大25フレーム/秒と低い製品もあるので注意したい。

 ミーティングアプリで使うなら、マイクやスピーカーを備えたウェブカメラも便利。マイクやスピーカーが無いデスクトップPCで活用したい。また、ウェブカメラをPCと離れた場所に置けるため、会議中の自分の見栄えは良くなる。

 固定方法も製品によって異なるので確認しておきたい。多くの製品はクリップを備えており、ノートPCの液晶部分に固定できる。固定後にカメラ部分のみ動くかどうかも調べておこう。製品によっては、デジタルカメラの三脚用のねじ穴を備えた機種もあり、その場合は多くのカメラアクセサリーで固定できるので便利だ。

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サンワサプライの「CMS-V41BK」(実売価格は3780円)のように、通常の固定方法のほかに、カメラの三脚用のねじ穴を備える製品もある。カメラアクセサリーで固定できるので便利だ
(写真はサンワサプライより)
 地味なところではケーブルの長さも確認しておこう。デスクトップPCの場合、ウェブカメラをUSB端子に接続するには、PCの裏側まで配線しなければならず、最低でも2m以上の長さは欲しい。長さが十分でないならUSBの延長ケーブルを用意した方が良いだろう。

 Windows 10にはWindows Helloという人体認証機能があるが、それに対応したウェブカメラを選ぶのも手だ。10のサインインを顔認証で済ますことができ、パスワードの入力を省ける。ただし対応機種はかなり少なく高価だ。

【次ページ】PCでQRコードを読む方法、アプリに依存せずに仮想背景を利用する方法

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