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  • 2022/06/01 掲載

ソースコードの内容をAIが解説? マイクロソフトが開発中の「Copilot Explain」とは

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マイクロソフトは5月24から開催された開発者向けイベント「Microsoft Build 2022」で、ソースコードの内容をAIが自然言語で説明してくれる「Copilot Explain」の開発を進めていることを明らかにしました。AIが説明してくれることで、そのソースコードについてまだ詳しい内容を把握していないプログラマによるコードの修正やデバッグ作業などの効率化がはかれるとしています。

新野淳一(本記事は「Publickey」より転載)

新野淳一(本記事は「Publickey」より転載)

ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。

AIが自然言語の説明とコードの関係を学習

 GitHub Copilotでは、人間のプログラマがペアプログラミングの相手であるAIに対してこれから書こうとしているコードの意図を説明するために、まずコメントを記述します。そしてコードを書き始めると(あるいはコメントを書いたらすぐに)、AIがその意図に合致するであろうコードを提案してくれます。

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 提案されたコードがよさそうであれば、人間はそれを確定させるか、あるいは書き換えるといった対応をコードエディタ上で行います。

 つまりGitHub Copilotは一般的なソースコードよりも多くのコメントとそれに対応したコードを生み出すことになります。これはGitHub Copilotの背後にあるAIにとって、自然言語とそれに関係したコードの関係を学ぶ上で、より優れた学習データの獲得につながるわけです。

 Copilot ExplainはこのGitHub Copilotによるコメントからコードを生成する仕組みを逆にし、AIがコードを読んで自然言語で解説してくれるというもの。

 コードエディタ上でAIに解説して欲しいコードを選択し、右下の「Ask Copilot」ボタンをクリックします。

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 すると自然言語での解説が生成されます。ここでは「入力された文字列を空白などで分割」「それぞれの文字列中のワードのインデックスによる配列からなるオブジェクトを生成」「オブジェクトをリターン」と解説されました。

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