• 2022/12/16 掲載

ECB総裁、政策決定巡る反対派説得へ0.5%連続利上げ提案=関係筋

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[フランクフルト 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が15日の理事会で政策決定を巡り過半数の支持を確保するため、次回会合での0.5%ポイントの連続利上げを提案したと、関係筋4人がロイターに対し明らかにした。

ECBは15日の理事会で政策金利の0.50%ポイント引き上げを決定。利上げは4会合連続だが、利上げ幅は過去2回の理事会の0.75%ポイントから縮小した。ラガルド総裁は理事会後の記者会見で「現時点で入手されている情報に基くと、次回会合と、おそらくその次の会合で、さらに0.50%ポイントの利上げが決定されると予想される」と表明。これはECBが通常示している指標に基づき「会合ごとに」決定するという文言とは異なる。

関係筋によると、15日の理事会ではECBのチーフエコノミストを務めるレーン専務理事が提案した0.5%ポイント利上げに対し、0.75%利上げを主張するメンバーから反対の声が上がった。

ラガルド総裁は膠着を解消するため、今後の0.5%ポイントの追加利上げとインフレに対するタカ派的なメッセージを記者会見で示唆すると提案し、反対派の一部が納得。しかし反対派のうち約半数は譲らず、支持に回らなかったという。

ラガルド総裁は妥協案によって過半数の支持を確保したものの、理事会を構成する25人中8━10人が懐疑的な見方を維持したことは、異例なほど高い比率と言える。

また、関係筋2人によると、インフレ見通しが改善されない場合、3会合連続での0.5%ポイント利上げの可能性もあるものの、今後の政策方針としては明確に示されなかった。

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