- 2022/12/16 掲載
最高賞に日東紡=福島民報の産業賞
福島民報社は15日、福島県内の優れた企業や団体をたたえる「ふくしま経済・産業・ものづくり賞」(ふくしま産業賞)の最高賞(知事賞)に、ガラス繊維メーカーの日東紡(本店福島市)を選んだと発表した。学生部門の最高賞(学生金賞)は、トマト栽培に取り組む福島市立吾妻中学校生活科学部研究班に授与する。
日東紡のグラスファイバーで織る極薄のガラスクロスは小型・軽量化が進む電子機器に使われ、スーパーコンピューター「京」「富岳」の電子基板にも採用。6Gなど次世代高速通信の基礎技術として期待されている。
知事賞に次ぐ福島民報社賞は、自動車部品リサイクル業のナプロアース(本社伊達市)が選ばれた。東日本大震災で浪江町から移り、独自技術の世界標準化を目指している。吾妻中の研究班はトマト栽培で農家と連携し、糖度を高める独自の手法を確立した。中学生の応募・受賞は初めて。
ふくしま産業賞は東日本大震災後に創設され、8回目の今回は企業・団体から80件、学校から15件の応募があった。表彰式は来年2月3日。
【時事通信社】
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