• 2022/12/16 掲載

メキシコ中銀、利上げ幅0.50%に減速 あと1回の利上げ示唆

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[メキシコ市 15日 ロイター] - メキシコ中央銀行は15日、政策金利を市場予想通り0.50%ポイント引き上げ、10.50%とした。これまで4回連続で0.75%利上げを行ってきたが、インフレが鈍化する中、利上げ幅を縮小。ただ、少なくともあと1回は利上げを実施する可能性があると示唆した。

今回は政策委員5人のうち4人が0.50%利上げを支持。エスキベル副総裁が0.25%利上げを提案した。

中銀は「次回の金融政策会合でも、なお利上げを実施する必要があると判断している」とし、「金利水準をさらに調整する必要性のほか、実勢に基づく調整ペースについて、その後に評価していく」とした。

メキシコ国立統計地理情報院(INEGI)が今月8日に発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年比7.8%上昇し、伸び率は前月の8.41%と、ロイターが集計したエコノミスト予想の7.93%をそれぞれ下回った。また、5月以来最も小幅な伸びとなった。

ただ、変動の激しい一部食品とエネルギー品目を除くコアインフレ率は前年比8.51%上昇。インフレ目標を3%上下1%ポイントに設定している中銀が物価抑制への対応を進める中、一段の金融引き締めが実施されるとの見方も出ている。

中銀は2021年6月以降、合計6.5%の利上げを実施。キャピタル・エコノミクスのシニア新興国エコノミスト、ジェイソン・トゥベイ氏は、今回の声明で「引き締めサイクルがまもなく終了することが明確に示された」とし、来年2月に0.25%の利上げが実施されると予想。フィッチ・レーティングスは、政策金利は23年に11%でピークを付けるとの見方を示している。

米連邦準備理事会(FRB)は13─14日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で0.50%の利上げを決定。利上げ幅を0.75%から縮小させた。欧州中央銀行(ECB)もこの日の理事会で0.50%の利上げを決定。利上げ幅は0.75%から縮小した。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます