- 2022/12/20 掲載
米ハネウェル、米国とブラジルの贈賄捜査などで和解 約2億ドル
ハネウェルが2010年から14年にかけてブラジル国営石油ペトロブラス幹部に事業を確保する狙いで賄賂を贈っていたとして、米司法省とSECが併行して調べを進めていた。約1億6000万ドルが米国での民事・刑事の制裁金になる。米司法省によると、約3900万ドルの制裁金とさらなる捜査への協力継続の約束と引き替えに、3年間はハネウェルの訴追を免除する。
米SECの告発は、ハネウェルのベルギー子会社がモナコの石油コンサルタント会社を関与させる形で11年にアルジェリア政府当局者に支払った資金にも関連している。モナコのコンサル会社は17年間で計9カ国の政府当局者に賄賂を渡していたとして、世界各地の当局から告発されていた。
ブラジル政府も同日、ハネウェルとの和解発表を確認した。ブラジル政府によると、同社は和解金として6億3800万レアル(1億2000万ドル)を支払い、この約7割はペトロブラス向けになる。
ハネウェルのダリウス・アダムチック会長兼最高経営責任者(CEO)は和解について、満足していると表明した。
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