- 2022/12/21 掲載
女川原発「対策本部」公開=緊急時7日間指揮―東北電
東北電力は21日、女川原発2号機(宮城県石巻市、女川町)の重大事故に備えて建設中の安全施設を報道陣に公開した。大規模な原子力災害時に現地対策本部を置く緊急時対策建屋は地下2階、地上2階建て。電源が確保できれば、地下2階の緊急対策所で7日間は指揮機能を維持できる。
空気ボンベも約540本を常備。原子炉格納容器の破損を防ぐために放射性物質を含んだ気体を放出する「ベント」作業時に現場を指揮する職員約80人を、最低10時間は被ばくから防げる。
防潮堤は高さが約29メートル。津波で流された船舶などが衝突しても耐えられるようにした。このほか、外部電源などが使えない時に建屋に電力を供給するガスタービン発電機を2機備えた。
【時事通信社】 〔写真説明〕報道公開された東北電力女川原発の緊急時対策建屋=21日午前、宮城県女川町 〔写真説明〕報道公開された東北電力女川原発の防潮堤=21日午前、宮城県女川町
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR