• 2022/12/22 掲載

食品値上げ、来年1万品突破へ=相次ぐ再実施、目立つ「減量」

時事通信社

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食品値上げの動きが再加速している。帝国データバンクが21日まとめた来年値上げ予定の食品は7000品目を超えた。今後も値上げ発表が続き、来月には早くも1万品目を突破する見通しだという。原料高や物流費上昇に伴い、再値上げの動きや、価格を変えずに内容量を減らす「実質値上げ」も目立つ。

来年は1~4月に7152品目の値上げが予定されている。先月末の集計から2727品目増え、今年1~4月を5割上回る規模まで拡大した。分野別では、今年値上げが相次いだ冷凍食品が多く、しょうゆなどの調味料やワインの価格も上がる。菓子やパンの実質値上げも目に付いた。

帝国データの担当者は「特に菓子は気軽に買える価格帯であることが重要。過去の値上げなどでその上限に達している場合は実質値上げを選ぶケースが多い」と指摘する。

来年1月は、山崎製パンが「薄皮つぶあんぱん」などの内容量を5個から4個に減らす。亀田製菓の「ハッピーターン」(108グラム)は96グラムに減量。3月にはネスレ日本が13枚入りの「キットカット

ミニ」を1枚少なくする。

実質値上げは、通常の値上げと比べて消費者が気付きにくい。メーカーから見れば販売への影響を小さくできるメリットがある一方、知らずに購入した消費者が後で気付いて企業イメージを悪化させる恐れがある。

今年の食品値上げは2万822品目。帝国データは「バブル崩壊後では類を見ない記録的な値上げラッシュの年」と位置付ける。集計対象は主要食品会社105社で、品目数は実質値上げを含む。

【時事通信社】

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