• 2022/12/22 掲載

市中向け国債190兆円程度で調整、短期債を減額=23年度発行計画案

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
山口貴也

[東京 22日 ロイター] - 財務省は、2023年度国債発行計画のうち、カレンダーベース市中発行額を190兆円程度とする方向で最終調整に入った。利付債は流動性供給を含め、全年限とも22年度補正後の発行額を変更せず、減額対象を短期債に絞ることで金利変動に脆弱な調達構造を改める。

ロイターが計画案を確認した。22年度当初の市中向け発行予定額は198.6兆円だった。23年度は当初比で8兆円超、22年度2次補正後(203.1兆円)からは12兆円強の減額となる。

23年度計画では割引短期国債を当初比10兆円弱の減額とする。政府は、累次の新型コロナ対策で短期調達に依存してきた。短期債の比率は依然としてカレンダー発行の3割を占めており、調達構造を見直す必要があると判断した。

利付年限債と流動性供給は、いずれも22年度補正後の発行額を据え置く。2年債の月次発行額は2.9兆円とし、年度で34.8兆円調達する。5年債は2.5兆円(同30.0兆円)とする。

長期金利の指標となる10年債の月次発行額は2.7兆円とし、年度で32.4兆円を調達。超長期では20年債が1.2兆円(同14.4兆円)、30年債は0.9兆円(同10.8兆円)となる。

2カ月に1度発行している40年債も1回あたりの発行を0.7兆円に据え置き、年度で4.2兆円を調達する。流動性供給入札の年度発行額は12兆円とし、区分ごとの発行ペースも変えない。次年度予算案の閣議決定と併せ、近く発表する。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます