- 2022/12/23 掲載
上海証取、外資呼び込み強化へ
上海証取は声明で、資本市場は不動産市場の安定化に十分な役割を果たすとともに、中国のデジタル経済の発展を支援すべきとも表明した。
この声明は、今月開催された中央経済工作会議の「精神」を検討する内部会合後に発表された。中国の指導部は、中央経済工作会議で経済の安定化の方針を示していた。
21日には中国証券監督管理委員会(証監会)が市場をさらに開放し、上場企業の質を改善するとともに、市場の安定を守ると表明した。
上海証取は22日、世界の主要市場との協力を強化し、海外上場企業を誘致して上海証取で「中国預託証券(CDR)」を発行できるようにすると発表した。
中国は、上海証取とロンドン証取に上場している株式の相互取引制度「上海ロンドン・ストックコネクト」の対象をスイスとドイツ・フランクフルトに今年拡大し、中国の上場企業がこれらの市場で株式を発行できるようにした。これらの市場に上場している外国企業は、中国でCDRを売り出すこともできる。
上海証取は、資源配分で市場原理により大きな役割を担わせることになるものの、インサイダー取引や市場操作などの違法行為に対しては規制当局が「ゼロ・トレランス(不寛容)」の姿勢で臨むと訴えた。
上海証取は、市場の円滑な運営を確保するためにリスクの監視と分析を強化すると説明した。
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