- 2022/12/23 掲載
午後3時のドルは小幅高132円後半、米金利上昇が支え
ドル買い/円売りが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、132円前半で取引を開始。実質的な五・十日に伴い、仲値にかけては国内輸入企業のドル買いフローが入ったとみられ、一時132.80円まで上昇した。その後は132円後半で伸び悩んだ。
りそな銀行の総合資金部市場トレーディング室、田中春菜氏は、日銀政策修正への期待を背景に円高方向に振れる可能性があるとの見方から、「高値でドルをつかんだ国内輸入企業も多く、なかなか新たに調達できない印象だ」とし、レンジ内での推移にとどまっているという。
また、「20日の日銀ショックを市場は完全に吸収できていない。ドルの反発力は鈍く、140円に戻るのは難しいのではないか」と、SBI証券の外国為替室部長、上田眞理人氏は指摘する。一方、ドルは130円後半で下げ止まったことから、現時点では130円台での下値は固いとみる。
総務省が発表した11月全国消費者物価指数(生鮮食品を除く、コアCPI)は前年同月比プラス3.7%と、1981年12月以来41年ぶりの上昇率を記録した。ただ、事前予想通りで円相場の反応は限られた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 132.69/71 1.0602/06 140.69/73
午前9時現在 132.37/39 1.0599/03 140.30/34
NY午後5時 132.33/36 1.0593/97 140.22/26
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