- 2022/12/25 掲載
ECB、インフレ抑制へ利上げ継続する必要=シュナーベル理事
ECBは先週、4会合連続の利上げを決定。利上げ幅は0.5%ポイントに縮小したが、引き続き大幅な利上げが必要との見解も示した。
投資家は現在2%の中銀預金金利が来年には3.4%に上昇すると予想している。
シュナーベル氏は、24日付のフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥングに掲載されたインタビューで、インフレ見通しから必要と判断すれば、預金金利を市場の予想よりも高い水準に引き上げる可能性もあるとし、「市場の予想以上に引き上げる必要があるかどうかは、将来のインフレ見通し次第だ」と述べた。
その上で、ECBは現在のインフレ率よりも中期的なインフレ期待を重視することになるとし、実質金利が依然非常に低いことから、現時点で借入コストを引き上げすぎるリスクはほとんどないと考えているとした。
先週の追加利上げを受け、イタリア極右メローニ政権の3閣僚が市場や家計に悪影響を及ぼすなどと批判している。
シュナーベル氏は「反発が強まることは予想できる。それに耐える必要がある。それこそが、中央銀行が独立した存在である理由だ」と語った。
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