- 2023/01/05 掲載
長期金利、0.5%に上昇=日銀の変動幅上限に到達
5日の東京債券市場で、新たに長期金利の指標となる1月発行分の10年物国債の流通利回りが0.5%に上昇した。日銀が昨年12月に引き上げた長期金利の変動幅の上限に早くも達した。2015年7月以来7年半ぶりの高水準となる。
財務省は5日、10年物国債の入札を実施し、毎年支払う利子を示す表面利率を0.5%に設定した。日銀の金融緩和策修正に伴う市場での長期金利上昇を反映した措置。金融機関による市場取引も同じ金利水準で成立した格好だ。
欧米が利上げを進める中、市場では日銀による追加の政策修正観測がくすぶっており、金利上昇圧力が強い状況が続いている。金利が上がれば利払い費が増え、国の財政への負担も増すことになる。
【時事通信社】
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