- 2023/01/20 掲載
スリランカ、「数日以内に」中国も同意 IMF融資への債務再編
人口2200万人の島国スリランカは、外貨不足、インフレ高騰、急激な不況など、1948年のイギリスからの独立以来最悪の危機に見舞われている。
スリランカはIMFからの救済を急いでいるが、最終合意には主要債権国の中国とインド両国の同意が必要。インドは既にIMFにスリランカの債務再編計画を強く支持すると伝えているが、中国はまだ同意していない。
スリランカ政府高官は記者団に対し、「中国との協議は最終段階にあり、数日以内に中国から確約を得られるだろう」と語った。
スリランカはインドに約10億ドルの債務があり、債務再編の対象になっている。インドは昨年初めから、スリランカに追加で40億ドルの緊急支援を行っている。
米ジョンズ・ホプキンス大学中国アフリカ研究所(CARI)の算出によると、スリランカは昨年末までに中国の金融機関に74億ドル、公的対外債務のほぼ5分の1を借りていた。
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