- 2023/01/23 掲載
米財務長官「重債務国の負担軽減を」、紛争の火種と警鐘
イエレン氏は、17日にチューリヒで行った中国の劉鶴副首相との会談で「過剰債務状況の多くの詳細」を取り上げたとし、こうした国の一部について、債務を削減する必要性を中国当局者は理解しているとの見方を示した。中国が最終的にいつどのような措置を取るか予想することは控えた。
米国側は20カ国・地域(G20)の枠組みでの債務再編に時間がかかっているザンビアについて、特に懸念を伝えたという。
イエレン氏は「低所得国が経済的混乱に陥らないようにすることが世界全体にとって重要」とし、行動しなければ紛争や不安定化、戦争、テロ、移民など負の波及効果が生じ、その国の成長と前進の妨げになると警告した。
その上で「債務負担を少なくとも部分的に軽減しなければ、その国が市民のためにできることがいつまでも妨げられる」とし、債務を部分的に削減すれば、その国は投資や成長、削減された債務の一部返済が可能になると述べた。
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