- 2023/02/01 掲載
独失業率、1月5.5%で横ばい 失業者数は5カ月ぶり低水準
[ベルリン 31日 ロイター] - ドイツ連邦雇用庁が31日発表した1月の失業率(季節調整後)は5.5%で、前月から変わらずだった。
失業者数(同)は1万5000人減の250万人。ロイターがまとめた市場予想は5000人増だった。パンテオン・マクロエコノミクスの欧州シニアエコノミスト、メラニー・デボノ氏によると、250万人は5カ月ぶりの低水準。ウクライナからの避難民が失業保険給付対象になったことに伴う22年6月の急増が一部解消されたという。
連邦雇用庁のアンドレア・ナーレス長官は「年初の労働市場は安定を維持した」とした上で、地政学面や経済面の不透明感が依然見られると述べた。
INGのマクロ部門グローバルヘッドのカルステン・ブルゼスキ氏は、労働市場はこの数年、ドイツ経済の耐性の重要な要因になってきたとした上で、「財政刺激、雇用維持制度、人口動態の変化が相まってドイツの労働市場をほぼ揺るぎないものになったようだ」と述べた。
季節調整前のベースでは、1月の失業者は260万人に増加。前月比で16万2000人増、前年同月比で15万4000人増だった。
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