- 2023/02/01 掲載
豪1月住宅価格、前月比-1.0% 9カ月連続下落
前年同月比では7.2%下げ、4月のピークから8.9%下落したほか、少なくとも1980年以来最大の落ち込みとなった。
家計資産が目減りすることで消費支出が一段と鈍化し、経済を圧迫する可能性がある。
前月比の価格を押し下げたシドニーの下落率は前月比1.2%、前年比では13.8%。メルボルンはそれぞれ1.1%と9.3%下げた。主要都市全体では1.1%下落。住宅市場低迷の中で比較的好調だった地方の住宅価格は0.8%下落した。
コアロジックのリサーチディレクター、ティム・ローレス氏は、物件の広告や購入の活動が平均水準に戻るのは消費者の景況感が改善に転じた後になると予想した。
昨年は住宅価格が2008年以来最大の下落を示したほか、今年1月は主要都市で新規の物件広告が前年比22.2%減少した。
ローレス氏は、「家計資産と経済見通しへの信頼感が高まるまでは、引き続き家計に関する需要な決断が延期される公算が大きい」と述べた。
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