- 2023/02/01 掲載
ユーロ圏CPI、1月は前年比+8.5%に鈍化 基調インフレ横ばい
ただ基調インフレ率は前月とほぼ同水準で、統計の信頼性にも疑問が浮上している。
ロイターがまとめた市場予想は9%上昇だった。昨年10月に過去最高の10.6%上昇を記録して以降、急ピッチで鈍化している。
食品とエネルギーを除いた基調インフレ率は7%で、前月の6.9%から上昇。さらにアルコールとたばこも除いたベースでは5.2%と前月と同水準で、予想の5.1%を上回った。加工食品と工業製品の価格が上昇したが、サービス価格の上昇率はやや鈍化した。
統計の信頼性の問題も浮上している。1月の統計にはドイツのデータが含まれておらず、統計局はモデルベースの推定を迫られた。
また、1月の統計は年初の価格改定の影響で変動が大きくなる傾向があるという。
同時に発表となった12月のユーロ圏の失業率は過去最低の6.6%で横ばいだった。
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