• 2023/02/02 掲載

米FRBが0.25%利上げ、「進行中」の引き締め適切と表明

ロイター

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[ワシントン 1日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は1月31─2月1日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ4.50─4.75%とした。決定は全会一致。インフレへの対応を進める中、「進行中」の利上げが適切と表明した。

FRBは声明で、インフレは幾分か緩和されたものの、依然として高止まりしていると指摘。物価上昇ペースが昨年付けた40年ぶりの高水準から低下していることを明確に認めた。

同時に、ロシアによるウクライナ侵攻は依然として世界的な不確実性の増大につながっていると認識していると指摘。ただ声明の文言から、物価上昇の直接的な要因として、戦争と新型コロナウイルス感染拡大に言及した部分を削除した。

米経済は「緩やかな成長」と「堅調な」雇用増を享受しており、政策当局者は依然として「インフレのリスクを非常に注視している」と表明。徐々にインフレ率を2%に戻すのに十分な制限的な金融政策姿勢を達成するために、「進行中」の目標誘導レンジの引き上げが適切になるとした。

今回の声明では、今後の利上げ「ペース」に関する言及はなく、代わりに利上げの「程度」に言及。今後の利上げ幅が今回と同様に0.25%ポイントになる可能性が示唆された。

ただ、これまでに実施した政策が経済にどのような影響を及ぼしたかを考慮すると表明。今後の利上げは経済データの推移に左右される可能性が示された。

バンクレートのチーフファイナンシャルアナリスト、グレッグ・マクブライド氏は「今後の利上げ一時停止の明確な兆候を期待していた場合は、肩透かしを食らった」とし、「FRBは声明で進行中の利上げとの表現を残し、今後の経済データの内容次第との選択肢を残した」と述べた。

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