- 2023/02/09 掲載
インフレは依然高水準、需給ミスマッチは解消の兆し=米財務長官
イエレン氏はこの日、テネシー州ナッシュビル近郊で建設中の米ゼネラル・モータース(GM)と韓国のLGエナジー・ソリューション(LGES)の合弁会社アルティウム・セルズのバッテリーセル工場を訪問した。
「過去2年間われわれは、仮設コンテナヤードへの資金提供や港湾施設の24時間体制への移行などを含め、サプライチェーン(供給網)の圧力緩和に成功してきた」と説明した。
3日に発表された1月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を上回る伸びとなり、失業率も3.4%と、53年半超ぶりの低水準となった。
米連邦準備理事会(FRB)の当局者らは8日、インフレ抑制の取り組みを進める上で一段の利上げが必要になるとの見通しを示した。ただ、1月の強い雇用統計を受けて引き締めペースの再加速を迫られるシナリオには誰も触れず、ペース縮小で認識が一致していることを示唆した。
イエレン氏はまた、「金利が徐々に上昇しているのは事実であり、それに伴い国や連邦予算の借り入れ金利負担が増加する。その点で金利上昇は足かせになっている。われわれはこれまで金利はより正常な水準に戻ると予想してきた」と述べた。
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