- 2023/02/10 掲載
米ペプシコ、さらなる値上げの計画なし 四半期決算は予想上回る
ペプシコは、輸送費やコモディティー(商品)、人件費の上昇に加え、外国為替市場でのドル上昇による売上高への影響をカバーするために最近の数四半期にわたって値上げしてきた。ペプシコは炭酸飲料市場でコカ・コーラとともに2社のほぼ寡占状態にあり、消費者からの反発はあまり受けていない。
ペプシコのヒュー・ジョンストン最高財務責任者(CFO)はロイターに対して「今年の値上げの大部分は既に実施した」とし、23年の価格引き上げの大部分は昨年実施した分の持ち越しになると説明した。ペプシコは23年もインフレ圧力が続くものの、消費者需要は回復すると見ている。
年間配当を10%引き上げて1株当たり5.06ドルにすると公表したのが好感され、株価は寄り付き前の時間外取引で2%上昇して174.44ドルを付けた。
ペプシコの北米飲料部門の商品には「ミリンダ」や「7UP」などがあり、22年第4・四半期の買収などの影響を除いた既存事業売上高は10%伸びた。
第4・四半期に商品の平均価格は16%上昇。一方、既存事業販売量は2%減った。
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