- 2023/02/21 掲載
英PMI、2月はサービス主導で予想以上に上昇 見通し改善
ロイターがまとめた予想の49.0を上回った。
将来のインフレ圧力の目安となる価格指数は引き続き低下し、企業のコストは2021年4月以降で最も緩やかな上昇となった。
S&Pグローバルのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「製造業を中心に多くの企業が事業環境が厳しいと報告しているが、物価上昇のピーク感、サプライチェーンの改善や景気後退リスク緩和の兆しで、企業心理の改善が広がりを見せた」と述べた。またイングランド銀行(英中央銀行)が来月利上げする可能性が高まったと指摘した。
サービスPMIは48.7から53.3に上昇し、昨年6月以来の高水準。
製造業PMIも47.0から49.2に上昇し節目の50に近づいた。
またサービス業、製造業とも先行きを楽観する企業が増えた。
ロイズ銀行のシニアエコノミスト、ライズ・ハーバート氏は、英国が景気後退局面に入ったとの見方が大勢を占める中でPMIが7カ月にわたる縮小局面を脱したとした上で、英経済に明るい材料は乏しいものの、インフレ鈍化はリセッションに歯止めを掛ける助けになりえると指摘した。
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