- 2023/02/21 掲載
24年卒、企業の採用環境悪化=応募少なく人手不足―リクルート調査
リクルート(東京)の就職みらい研究所は21日、企業による大学生や大学院生の採用実績、見通しなどをまとめた「就職白書」の概要を発表した。2024年卒の採用予定数は平均29.5人と23年卒から2.5人増加。一方、応募人数は「減る」との見通しを持つ企業が多く、栗田貴祥所長は「企業の採用環境は厳しくなる」と分析している。
企業が内々定や内定を出す時期について、「2月までに開始」と答えた企業が、前年の約1割から2割に増加。厳しい採用環境を反映し、早期の人材確保を目指す動きが強まっているようだ。
23年卒の採用実績は「採用予定数を充足できた」と回答した企業が40.4%で、前年から11.8ポイント減少した。応募者が少ないことや、内定辞退が多いことが響いた形だ。
調査は22年12月2日から23年1月11日まで、従業員5人以上の全国4851社を対象に実施し、1569社から回答を得た。
【時事通信社】 〔写真説明〕合同企業説明会に参加する学生ら=2022年3月、東京都江東区
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