- 2023/02/22 掲載
ウォルマート、通期利益見通しが予想下回る 慎重な消費姿勢重し
株価は寄り付き前の時間外取引で下落していたものの、切り返し、取引序盤では0.5%高となった。
ジョン・デイビッド・レイニー最高財務責任者(CFO)はロイターに対し「景気の先行きにはなお多くの不安と不確実性が残っている」と指摘。パンデミック(世界的大流行)前からの貯蓄率の低下や米連邦準備理事会(FRB)による急速な利上げなどを背景に「経済的な見通しに慎重になっている」とした。
2024年1月通期の1株利益見通しは5.90─6.05ドル。リフィニティブがまとめた6.50ドルを下回った。
この予想には、主要商品カテゴリーにおけるインフレ緩和や「ウォルマートU.S.」および会員制スーパー「サムズ・クラブ」における在庫水準の低下に関連した会計処理による影響が0.14ドル考慮されているという。
ダグ・マクミロン最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会議で、一部商品における「頑固なインフレ」が今年、何らかの「混在した」影響を及ぼすと述べた。
サミット・グローバル・インベストメンツのポートフォリオ・マネジャー、エリック・マクニュー氏は、ウォルマートのマージンは価格競争激化の影響を受けているが、客足を確保するためには必要だとした。
第4・四半期(1月31日まで)の業績はホリデーシーズンの好調な需要を背景に総売上高が前年同期比7.3%像の1640億5000万ドル。調整後1株利益は1.71ドルと市場予想平均の1.51ドルを上回った。
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