- 2023/02/22 掲載
カナダCPI、1月は前年比5.9%に鈍化
22年12月は6.3%上昇していた。
23年1月の前月比上昇率は0.5%上昇と、市場予想の0.7%を下回った。22年12月は0.6%低下していた。
統計局はロシアとウクライナ情勢の緊張に加え、供給網の混乱で22年1月も物価が上昇していたため上昇率が押し下げられたと指摘した。
カナダ銀行(中央銀行)はインフレ率を目標の2%に引き下げるため、23年1月に政策金利を15年ぶりの高水準となる4.50%に引き上げることを決定。予測通り物価が緩和する限り、さらなる利上げは控えると発表している。
中銀は23年半ばまでにインフレ率が3%程度に鈍化し、来年には目標の2%まで低下すると予測している。
変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは今年1月に前年同月比4.9%上昇。昨年12月は5.3%上がっていた。
食品価格は今年1月の上昇率は10.4%となり、昨年12月の10.1%からやや拡大した。
住宅ローン金利のコストは21.2%上がり、伸び率は1982年以来の大きさとなった。
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