- 2023/02/22 掲載
ブラックロック、短期米国債と新興国株の投資判断引き上げ
この数週間のマクロ経済データは、インフレ率がFRBの目標とする2%から依然としてかけ離れ、経済が底堅いことを示している。
ブラックロックは調査ノートで「債券市場は今、FRBが金利を引き上げ、それを長期間維持するリスクに気付いている」と指摘。利回り上昇の機会を利用するため、6―12カ月先の見通しに基づいて米国債の投資配分を増やしているという。投資配分におけるこうした調整とバランスを取るため、投資適格債へのエクスポージャーを減らす。
また、中国など新興国の株式を「オーバーウエート」とするのは、中国政府による昨年12月のゼロコロナ政策撤廃後の中国経済回復を見込んだ戦略。
ただ中国については、関連する地政学的リスクが高まっており、規制面での介入にまつわるリスクも残っているとくぎを刺した。
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