- 2023/03/03 掲載
米経済指標「過熱」で予想上回る利上げの公算=ウォラーFRB理事
ウォラー理事は講演原稿で、このところの経済指標で労働市場が「過度に」力強く、消費者需要が旺盛で、物価上昇圧力が根強いことが示されているとし、FRBのインフレ対応にどれだけ効果があったのか疑問が出ていると述べた。
今後数週間のうちに発表される経済指標で雇用が減速し、1月に予想外に加速したインフレ率が再び低下していることが示されれば「あと2、3回の利上げを支持し、その結果、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)は5.1─5.4%になる」と指摘。ただ「経済指標の過熱が続けば、政策金利は年内にさらに引き上げなければならない」との考えを示した。
その上で「インフレ率を目標の2%に引き下げるための戦いは、1、2カ月前に多くの人が予想していたよりも遅く、長いものになるだろう」と述べた。
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