- 2023/03/10 掲載
独BMW、10─12月は12%増益 一部の予想下回る
ジェフリーズのアナリスト陣は、同期の税引き前利益が予想を5%下回り、22年通年の利益も50%増だったがコンセンサス予想には届かなかったと指摘。通年利益は中国の合弁会社の連結子会社化による押し上げがあった。
同四半期の納車台数は10%強増加。半導体不足の緩和が中国の新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)による悪影響を相殺した。
売上高は28%増の1426億ユーロ(1507億ドル)で、リフィニティブがまとめた市場予想の1416億ユーロを上回った。
BMWはまた、ウォルター・メルトル氏を最高財務責任者(CFO)に昇格させる人事も発表した。
正式な決算発表は今月15日に予定している。
自動車部門の22年の利払い・税引き前利益(EBIT)は106億ユーロで、売上高利益率は8.6%となった。キャッシュフローは111億ユーロを確保。この約半分を連結子会社化した中国の合弁会社、華晨宝馬汽車(BMWブリリアンス)が占めた。
同社は8.50ユーロの配当を提案。前年の5.80ユーロから増配となる。
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