- 2023/03/10 掲載
ヘッジファンド、欧州株への強気続かず=JPモルガン
欧州の株価は昨年11月以降、ヘッジファンドのショートポジション解消によって支えられている可能性があるとした。
欧州の主要株価指数STOXX600種は昨年10月に付けた安値から約20%上昇し、積極的な利上げによる景気減速の兆しから債券市場が売り込まれても持ちこたえている。
JPモルガンによると、相場のトレンドを見極めて収益を狙う商品投資顧問(CTA)などトレンドフォロー型ファンドは、欧州株のロングポジションを通常よりも長く維持しているという。
一部のヘッジファンドは2月以降、ショートポジションを解消するとともにロングポジションを拡大している。ただ、JPモルガンはこの傾向が続くかどうかに疑問を呈し、「少なくともヘッジファンドによって、景気循環銘柄が最近のペースで買われ続ける可能性は低いとみられる」とした。
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