- 2023/03/10 掲載
中国人民銀行、週間で2カ月ぶりの大規模資金吸収
公式データに基づくロイターの算出によると、人民銀は今週、公開市場操作で差し引き9830億元(約1410億9000万ドル)を吸収。資金吸収額は1月第1週以来の大きさで、4週連続の吸収だった。
市場はほとんど反応しておらず、銀行間市場の7日物レポ金利(加重平均)は正午ごろの時点で2.0104%と、人民銀の公式の期間7日のリバースレポ金利(2%)近辺で推移している。
アナリストは、人民銀が今年、始まったばかりの景気回復を支えるため、広範囲に緩和的な姿勢を維持すると予想している。ただ、今年最初の数カ月のデータがまちまちだったことから、次の動きが慎重な引き締めになるか、さらなる緩和になるか市場で議論を呼んでいる。
中信証券のチーフエコノミスト、ミン・ミン氏は「人民銀は公開市場操作を通じて市場金利を政策金利の水準前後にコントロールする可能性が非常に高い」と指摘。その上で、第・2四半期の早い時期に銀行の預金準備率の引き下げが実施されるだろうと予想した。
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