- 2023/03/13 掲載
株安、円・債券高が加速=米銀破綻でリスク回避―東京市場
米国で続いた銀行の経営破綻を受け、東京金融市場では13日、リスク回避の動きが広がった。株式市場では幅広い銘柄が下落。安全資産とされる円や国債は買われ、円高、債券高(金利は低下)が加速した。
日経平均株価は一時、前週末比500円以上値下がりし、311円01銭安の2万7832円96銭で終了した。2万8000円を割り込むのは、3日以来約1週間ぶり。
銀行株を中心に売られたほか、円高も重しとなり、自動車や機械などの輸出株が下落。東証プライム市場では、全体の9割の銘柄が値下がりした。市場では「目先の展開は事態の成り行き次第だが、まだ下げ過ぎと言える水準ではない」(大手証券)と警戒する声が聞かれた。
東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=133円台後半に急伸した。米金融当局は破綻2行の預金者を保護するとし、不安解消に努めているが、米金融システムへの懸念は根強い。
【時事通信社】 〔写真説明〕下落した日経平均株価を示すモニター=13日午前、東京都中央区 〔写真説明〕1ドル=133円台を付けた円相場を示すモニター=13日午前、東京都中央区
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