• 2023/03/14 掲載

気球で成層圏へ、搭乗者募集=2400万円で日帰り遊覧―岩谷技研

時事通信社

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気球で宇宙遊覧の実現を目指す岩谷技研(札幌市)が8月末まで、今年から来年にかけて打ち上げる予定の気球に乗り込む5人の搭乗者を募集している。気球はヘリウムガスの浮力を使い、成層圏である高度25キロまで2時間かけて上昇。1時間滞在した後、1時間で下降する計4時間の日帰り旅行を計画する。遊覧体験の価格は1人約2400万円。

岩谷技研は2016年設立で、非上場のベンチャー企業。気球と気密キャビンの設計や開発を手掛けてきた。同社は搭乗者のほか、宇宙で快適に過ごすための衣料や食事、保険などの分野で協賛企業を募集。最初のパートナーとして旅行大手JTBが参画することを発表した。

今年12月以降に順次打ち上げを予定する第1期は、パイロットと搭乗者の2人乗りで遊覧する。北海道に滞在し、約1週間の間で天候などが最適なタイミングで飛び立つ。応募は、身長が150~190センチ、年齢が申し込み時点に15~65歳であることが条件だ。

岩谷技研が2月21日、東京都内で開いた記者発表会には、宇宙飛行士の山崎直子さんがビデオメッセージを寄せ、「高高度まで行く手段に多様性を与えてくれる」と歓迎。岩谷圭介社長は「日本から宇宙(産業)を広げていく一つの土台になるのではないか」とアピールした。

世界では、米電気自動車(EV)大手テスラ創業者のイーロン・マスク氏が設立したスペースXなど民間による宇宙サービスに注目が集まる。高度200キロ以上の地球の軌道を宇宙船で周回するものや、高度100キロ程度までの位置で放物線を描くように飛ぶ「サブオービタル飛行」などがある。

岩谷技研は今後、気球による宇宙遊覧を商業サービスとして確立し、打ち上げ数を増やすことで30年代には体験価格を100万円台まで下げることを目指す。

【時事通信社】 〔写真説明〕宇宙遊覧の商業運行を目指している岩谷技研の気球(同社提供)

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