- 2023/03/14 掲載
英、台湾への潜水艦関連輸出承認額が急増 対中関係に影響も
英国政府の輸出許可データによると、潜水艦関連の部品や技術の台湾向け輸出承認額は、昨年1─9月に過去最高の1億6700万ポンド(2億0129万ドル)に達した。ロイターの分析によると、これは過去6年間の合計を上回る額だ。
このデータは公開されているが、最新の台湾関連の数値としてはこれまで報道されていなかった。
中国外務省は「これが事実であれば『一つの中国』原則に対する重大な侵害であり、中国の主権と安全保障上の利益を損ない、台湾海峡の平和と安定を損なうものだ」と非難。声明で「中国はこれを非常に懸念しており、断固として反対する」とした上で、英国に対し「台湾当局への軍事的支援提供を控える」よう求めた。
英国政府の報道官は声明で、英国は「武器や軍民両用製品の輸出を規制する規則と矛盾しない場合、ケースバイケースで台湾への規制品輸出を許可している」という長い実績があると説明。「われわれは台湾問題について、武力や抑圧の脅威や使用なしに、建設的な対話を通じ、台湾海峡の両岸の人々によって平和的に解決されるべきものであると考えている」とした。
敏感な問題であることを理由に匿名を希望した2人の政府筋によると、承認額の増加は台湾からの需要の高まりを反映している。
一方、ある議員は、輸出許可は台湾の装備をより良くするための「青信号」に等しいと述べた。
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