• 2023/03/14 掲載

信用リスク指標が軒並み悪化、米銀破綻で投資家の不安広がる

ロイター

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[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米国のシリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー銀行の経営破綻を受け、13日の市場では信用リスクに関する指標が軒並み悪化した。

米国の投資適格級企業を対象とするクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)指数は90.2ベーシスポイント(bp)に上昇し、昨年11月以来の高水準を記録。欧州の投機的格付け企業を対象とするCDS指数も過去3カ月で最大の上昇となり、米政府がSVBの全預金を保護する措置などを打ち出したものの、投資家の不安を払拭できなかったことが示された。

CDSプレミアムの拡大は、投資家が信用状況悪化に対してヘッジポジションの構築を進めていることを意味する。

ACMのジョーダン・カーン社長兼最高投資責任者は、米連邦準備理事会(FRB)と財務省が金融システムの守り手として登場したことで、今後ある程度落ち着く展開になったとしても、別の場所に信用不安が飛び火する公算が大きいとみている。

投資適格社債の利回りスプレッド自体も広がりつつある。BMOキャピタル・マーケッツの債券戦略ディレクター、ダニエル・クリーター氏はリポートで、先週を通じて投資適格債のスプレッドは約15bp拡大し、週間ベースでは新型コロナウイルスのパンデミックが最も深刻だった時期以来の拡大幅だったと指摘した。

ブラックロック・インベストメント・インスティテュートは13日のノートで、投資適格級クレジット商品の「オーバーウエート」推奨を撤回した最近の判断を再確認するとともに、インカム収入を得る手段として短期政府債を志向していると説明した。

FRBは12日、各銀行が全ての預金者の引き出し需要に確実に対応できるようにする新たなプログラムを公表した。ただクリーター氏は、最大手の金融機関に預金が流れる動きを食い止められそうにないと述べた。

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