- 2023/03/14 掲載
金先物、最高値更新=11カ月ぶり―大阪取引所
日本取引所グループ(JPX)の大阪取引所では、14日未明の夜間取引で金の先物相場が上昇し、取引の中心となる2024年2月決済物が約11カ月ぶりに過去最高値を更新した。米国で相次いだ銀行の経営破綻を背景に、指標となるニューヨーク金先物相場が急伸したことを受けた。
夜間取引で、24年2月決済物は一時1グラム当たり8176円まで上昇し、昨年4月に付けた8160円を上回った。
米国の中堅銀行2行の破綻を機に、金融市場で世界的に動揺が広がる中、景気後退局面でも価格が下がりにくく、安全資産とされる金を買う動きが強まっている。市場からは「国内の金先物は、次の目標の8500円に向け、上昇基調に入る可能性が出てきた」(商品アナリスト)との声が聞かれる。
国内の金現物価格は14日、田中貴金属工業の店頭小売価格が1グラム当たり9050円(税込み)を付け、前日に続いて最高値を記録した。
【時事通信社】
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