- 2023/03/14 掲載
中国CATL、スイス上場計画に遅れ 当局が懸念示す=関係筋
グローバル預託証券(GDR)の発行を通じて少なくとも50億ドルを調達する計画だが、中国当局が大規模な資金調達に懸念を示しているという。
関係筋によると、1月末までに中国証券監督管理委員会(証監会)の認可を得る見通しだったが、手続きが予想以上に長引いている。
新華社によると、中国の習近平国家主席は先週、CATLが世界最大の電池メーカーに躍進していることについて、「喜ばしいが(リスクもあり)心配もしている」と複雑な心境を吐露。急速な海外展開や国内ライバルの駆逐に懸念を示した。
関係筋によると、2月初旬時点では早ければ5月の上場を目指していたが、現時点で新たな日程は決まっていない。
証監会は、大規模なGDRの発行に懸念を示しているほか、調達した資金の使途についても審査している。
CATLは昨年6月に国内で450億元(65億6000万ドル)の第三者割当増資を完了したばかりで、証監会はさらに巨額の資金を調達する必要があるのか疑問を持っているという。
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