• 2023/03/15 掲載

日経平均は4日ぶり小反発、米銀破綻への警戒和らぐ 金融株に買い

ロイター

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[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比7円44銭高の2万7229円48銭と、4日ぶりに反発して取引を終えた。米銀の経営破綻を発端とした金融システムへの不安が落ち着き、前日に売られていた銀行や保険などの金融株が買い戻され相場を支えた。

日経平均は199円高で取引をスタート。上げ幅は一時200円を超えたが、徐々に水準を切り下げ一時マイナス圏に転じた。後場に入っても上値の重い展開が続いたが、小幅高でこの日の取引を終えた。

市場では「前日の米国株が反発したため、東京市場も小康状態。ただ、2月の米消費者物価指数(CPI)では強い数字が出た項目もあり、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え方向感は出づらい」(みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト)との指摘があった。

今晩は米国で2月小売売上高が発表される。岡三証券の松本史雄チーフストラテジストは「クレジットカードの利用データなどをみると、市場予測よりも弱い数字が出る可能性もある」と指摘。その場合は、米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め長期化への懸念が後退し、FOMCを前にプラス材料となるとみている。

TOPIXは0.65%高の1960.12ポイントで取引を終了。東証プライム市場指数は0.64%高の1008.53ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は2兆9621億9500万円だった。東証33業種では、銀行業や保険業、鉄鋼など26業種が値上がり。陸運業やゴム製品、情報・通信業など7業種は値下がりした。

個別では、スルガ銀行が5.7%高、三菱UFJフィナンシャル・グループは4.6%高となるなど、銀行業が軒並み堅調だった。決算が好感された三井ハイテックはストップ高。指数寄与度の高いファーストリテイリングは1.6%安、ソフトバンクグループは1.4%安と軟調で、指数の重しとなった。

プライム市場の騰落数は、値上がり1498銘柄(81%)に対し、値下がりが307銘柄(16%)、変わらずが32銘柄(1%)だった。

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