- 2023/03/24 掲載
香港証取、ハイテク企業向けに新上場規則 売上高など要件緩和
新エネルギー、ロボット、半導体、量子コンピューター、自動運転、人工知能(AI)、新食品・農業技術など先端分野の企業による上場申請を歓迎するとしている。
新規則はハイテク企業の上場を容易にすることが目的で、昨年10月にまとめた案よりも要件が緩和された。31日から適用する。
それによると、直近の会計年度の売上高が2億5000万香港ドル以上の企業については、時価総額の最低水準を60億香港ドル(7億6438万ドル)とした。
中間案では売上高を5億香港ドル、時価総額は80億香港ドルとしていた。
売上高が2億5000万香港ドルを下回る企業については、時価総額が100億香港ドルを下回らないこととした。こちらも150億香港ドルから基準を引き下げた。
中国ルネッサンス証券(香港)のチーフストラテジスト、メロディー・ライ氏は新規則について、米国に上場している中国企業や、政治的不確実性の中で他の市場で公開を目指す企業にとってより使いやすく魅力的とメモで指摘した。「単一取引所の監視に伴う潜在的なリスクが軽減される」との見方を示した。
香港証取の昨年の新規株式公開(IPO)は78億ドルで、2021年の世界3位から6位に順位を落とした。
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