- 2023/03/25 掲載
ドイツ銀株が急落、ショルツ首相「懸念する理由ない」
株価は月初から20%下落。S&Pマーケット・インテリジェンスのデータによると、同行の債務不履行(デフォルト)リスクに備えて取引されるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)も急上昇し、5年物が4年ぶりの高水準を付けた。
FXストリートのシニアアナリスト、ジョセフ・トレビサニ氏は「市場はまだ表面化していない問題があるのではないかと懐疑的で、嫌気がさしている」と指摘。
ただ、銀行担当のアナリストらはスイス金融大手UBSによる救済買収が決まったクレディ・スイスとドイツ銀では収益性やファンダメンタルズ(基礎的条件)が異なると指摘。
調査会社オートノマスは、ドイツ銀が次のクレディ・スイスではないことは「明白」とし、JPモルガンのアナリスト陣はドイツ銀のファンダメンタルズは「強固」で「懸念していない」と説明した。
ラボバンク(オランダ)のシニアストラテジストのポール・ファン・デル・ウェストハイゼン氏はドイツ銀の収益性について、2023年の黒字を見込んでいなかったクレディ・スイスと「根本的に違う」と述べた。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR