- 2023/03/29 掲載
銀行やフィンテックのリスク管理強化を、米金融保護局トップが見解
同氏は、規制当局が流動性、金利に関するリスク管理、資本の枠組み、破綻処理計画、ストレステスト(健全性審査)などに注目していると語った。
同氏は破綻したシリコンバレー銀行(SVB)を管理下に置いた連邦預金保険公社(FDIC)の理事や、2008年の金融危機を受けて設置された金融安定監視委員会の委員も務める。
SVB破綻について、顧客による資金移動は収まったが「劇的な資金移動であったことは間違いない」と指摘。「1000億ドル規模の銀行が実際にシステミックリスクを引き起こし、最終的に金融システム全体に影響を及ぼし得ることを明確に示している」と語った。
CFPBが多くを監督するフィンテック企業や暗号資産(仮想通貨)会社など、ノンバンク金融会社でリスクが増大している可能性に懸念を表明し、「同じようなシステミックリスクをもたらす可能性のあるノンバンクが存在しないとは誰も思っていない」と述べた。
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