- 2023/04/13 掲載
「仏は独立した政策追求」と財務相、強力な米同盟国とも強調
国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春季会合の合間に記者団に述べた。
今月中国を訪問したマクロン仏大統領は米メディアのインタビューで、欧州連合(EU)は米国への依存を減らすべきであり、「米国のリズムや中国の過剰反応」に合わせることで台湾問題に巻き込まれるべきでないと発言。欧米各国から批判が出た。
ルメール氏はマクロン氏の発言について、何年も前から主張している立場であり、批判は「空騒ぎだ」と一蹴した。
その上で「われわれは欧州が主権を持つことを望んでいる。地政学や産業、技術的な問題で欧州が独立性を高めることを望んでいる」と述べた。
マクロン氏の訪中前には米国との間で中国に関する立場を巡り緊密な調整が行われたとも強調。「われわれは中国の関与を望んでいる」とし、ロシアのウクライナ侵攻終結や二酸化炭素排出削減、低所得国の債務救済には中国の関与が必要だと述べた。
マクロン氏が中国に対し、台湾問題を巡り対話を増やすよう求めたことも明らかにし、中国が台湾周辺での軍事活動を弱めることを求めると述べた。
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