- 2023/04/13 掲載
銀行改革はうまく機能、流動性バッファーには疑問も=英中銀総裁
ベイリー氏は米ワシントンの国際金融協会で講演し、「金融危機後の銀行規制改革はうまく機能している」と述べた。
「われわれが現在、システミックな銀行危機に直面しているとは思わない。英国の銀行を見ると、十分な資本と流動性があり、顧客にサービスを提供し、経済を支えることが可能だ」と語った。
一方、短期的なショックを乗り切るために銀行に求められる流動性バッファーの大きさに疑問を投げかけ、「今後、流動性バッファーの規模について現在の答えが正しいと考えることはできない」と述べた。
米シリコンバレー銀行の破綻では、通信手段や銀行口座へのアクセス速度など現在の技術により、取り付け騒ぎがより速いスピードで進む可能性があることが示されたと指摘。このことは問題解決に必要な時間的猶予を与える適切で望ましい流動性バッファーとは何かという疑問を提起していると述べた。
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