- 2023/04/13 掲載
ファーストリテ、通期見通し上方修正 国内外でユニクロ好調
[東京 13日 ロイター] - ファーストリテイリングは13日、2023年8月期通期の連結業績(国際会計基準、IFRS)の営業利益見通しを、従来の3500億円から3600億円(前年比21.1%増)へ上方修正した。国内外ユニクロ事業の上半期の計画上振れを織り込んだ。上半期の営業利益は過去最高を更新した。
通期営業利益見通しはIBESがまとめたアナリスト14人のコンセンサス予想の平均値3470億円を上回った。
上期は内外ともにユニクロ事業が好調だった。国内は予想を上回る増収となったが、円安による調達コスト上昇で得業利益は若干の減少となった。
これに対し、海外ユニクロ事業は東南アジア、北米、欧州がともに増収増益となるなど、全体として業績予想を大幅に上回った。新型コロナウイルスの行動規制を受け減収減益となった中国でも、1月以降は業績が急回復、1─2月合計の売上高は過去最高の水準となっており、下期は大幅な増収増益を見込む。
1株115円としていた期末配当予想は125円(前期実績は113.33円)に増額する。中間、期末を合計した1株あたりの年間配当金は250円(前年実績は206.67円)となる。
22年9月─23年2月期の半期実績は、営業利益が前年同期比16.4%増の2202億円と過去最高を更新した。東南アジア、北米、欧州のユニクロ事業、ジーユー事業が好調だった。
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