- 2023/04/19 掲載
ロッキード第1四半期売上高・利益は予想超え、地政学的緊張で需要拡大
純売上高は151億3000万ドルで、市場予想は150億3000万ドル。GAAP(米国会計基準)ベースの1株利益は6.61ドル、調整後1株利益は6.43ドルで、市場予想は6.06ドルだった。
欧州や南シナ海、インド太平洋地域での緊張状態がロッキードの最新鋭ステルス戦闘機「F─35」や各種ミサイル、その他防衛機器の発注増につながった。また米政府は総額8580億ドルに上る2023会計年度国防予算を通じて、ロッキードやレイセオン・テクノロジーズ、ノースロップ・グラマンといった防衛各社とさまざまな契約を結んだ。
一方で新型コロナウイルスのパンデミックに起因するサプライチェーン(供給網)の問題がなお尾を引き、F─35の生産が制約されたため、同社で最も大きな比重を占める航空宇宙部門の売上高は前年同期比で2.1%減少した。
3月末の受注残高は1451億ドルと、昨年12月末の1500億ドルを下回った。
純利益約650億─660億ドル、1株利益26.60─26.90ドルという通期見通しは維持した。
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