- 2023/04/19 掲載
国際経済秩序の再構築提言へ=ビジネス版G7サミット―経団連
先進7カ国(G7)各国と欧州連合(EU)の主要経済団体が世界経済の課題について議論する「B7東京サミット」が19日夜、東京都内で開幕した。主催する経団連は、ロシアのウクライナ侵攻で分断された国際経済秩序の再構築に向け、「自由で公正な貿易投資クラブ」の創設を共同で提言し、5月のG7首脳会議(広島サミット)の議論に貢献したい考えだ。
会議は2日間の日程で、20日には広島サミットで議長を務める岸田文雄首相があいさつする。持続的な経済成長の実現、価値観を共有するG7の結束、「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国との連携をテーマに討議し、岸田首相に宛てた共同提言をまとめる。
19日夜の歓迎レセプションで、経団連の十倉雅和会長(住友化学会長)は「地政学的な緊張の高まりや新型コロナウイルス感染症(の世界的流行)による内向き志向の台頭で、世界は分断傾向にある」と課題を指摘した。
【時事通信社】
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