米ベーカー・ヒューズ第1四半期、利益予想上回る　原油高で需要増

[１９日 ロイター] - 米エネルギー企業ベーカー・ヒューズが１９日発表した第１・四半期決算は、原油高で同社の機器やサービスの需要が高まり、利益が市場予想を上回った。発表を受けて株価は上昇した。

第１・四半期の調整後利益は２億８９００万ドル（１株当たり０．２８ドル）で、市場予想（１株当たり０．２６ドル）を上回った。ただ、１株当たり利益は２０２２年第４・四半期の０．３６ドルから減少した。

ロレンゾ・シモネリ最高経営責任者（ＣＥＯ）は「原油価格の乱高下にもかかわらず、エネルギー関連サービスの今後を引き続き楽観している」と述べた。

石油・ガス関連支出は以前よりも商品価格の変動に左右されなくなっているとし、液化天然ガス（ＬＮＧ）開発事業などを要因として挙げた。

最近のＬＮＧ価格の下落は業界にとってプラスで、需要を支えていると指摘。２３年に承認される生産量は年間６５００万─１億１５００万トンを見込んでいるとした。

一方、今年の北米掘削事業関連の支出の伸びは、従来予想の２桁台半ばから２桁台前半に引き下げた。